2018.06.06

活動ブログ名:国東農業研修

萱島酒造酒蔵見学 渡戸(2017年実習-03)

国東市役所での意見交換の後は、日本酒「西の関」で有名な萱島酒造さんの見学に伺いました。先ず目に飛び込んできたのは、仕込蔵への通路の壁に飾られた賞状の数々。なんと最も古いものでは明治40年のものもありました。

 


“一等”や“優等”といった高評価の言葉の数々。昔から如何に高品質なお酒を造り続けているのかが分かる。

撮影日時: 2017:09:01 16:23:16

 


見事な“西の関”の文字は、鏝と漆喰で作られている。安心院には、鏝絵が多数残されているが、ここ萱島酒造にも往時の技術が残されている。

撮影日時: 2017:09:01 16:24:46

 

皆で西の関の歴史ある評価に圧倒されながらさらに奥へ進むと、そこには柿渋色の壁の世界が広がっていました。案内して下さった平野さんによると、防腐・防虫をしてお酒を保護する為に丁寧に塗られているということでした。また、至る所で若者とベテランが混じって5人程度で大きな道具を洗っている場面に遭遇しましたが、酒造りには、酒を実際に造る時期とその為の道具を準備する時期という大きく分けて二つの時期があるそうで、私達が伺った頃は道具の準備期間でした。

 

貯蔵庫に入ると、ひんやりとした空気の中に数えきれないほどの一升瓶が並べられていました。タンク貯蔵だと味にバラつきがでるため、何十年も前からこの瓶貯蔵でお酒を熟成させる方法を採っているそうです。

 


タンク一本の中には4トンもの米麹と7500リットルの水が入れられ、酒作りが行われるとのこと。このタンク列にはお酒が貯蔵され地下水が降り注がれ、保冷されている。

撮影日時: 2017:09:01 15:56:05

 


貯蔵庫は温度管理が厳重になされており、人が30分でも入れば分かるほどに敏感な室温を調整するため、古くから内壁と外壁の間にもみ殻を入れているそうだ。

撮影日時: 2017:09:01 16:22:28

 

屋外へ出ると、自分の背丈の3倍以上もある巨大なタンクが立ち並んでいました。タンクに黒字で書いてある数字が気になり質問したところ、それらは内容量を表していること、さらには、実はタンクは一つ一つ手作りであるため同じ数字は一つもないということを教えて下さいました。タンクに関するお話はたくさんあり、中でも印象深かったのは、タンクの洗浄に洗剤を使うことはできないため、自作の道具を用いて手で何百回も洗うということでした。

 


竹の産地である国東ならではの風景。萱島酒造さんが所有する山から採ってきた竹を使ってタンクを洗う道具作り。自作ならではのエピソードで、道具たちに正式な名称は未だ無いらしい。

撮影日時: 2017:09:01 15:59:56

 


新しく完成した萱島酒造のお店で法被を借りて、お話をしていただいた平野さんを囲んで記念撮影。

撮影日時: 2017:09:01 16:43:24

 

現在では約40名の従業員が製造に当たり、造られたお酒のうち7割は大分で、2割は福岡を中心とした九州で消費され、なかには海外に出回っている製品もあるという西の関。今私は未成年ですが、成人した暁には再び萱島酒造さんを訪れ、その時こそはこの西の関を思う存分に楽しみたいと思います。

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