2014.01.08

Category:金融学科

金融学科 専任講師 鈴木 雅貴

ゼミ大会

鈴木ゼミでは、ファイナンス(金融理論)の研究を行っています。一言でファイナンスといっても、その研究対象は幅広いのですが、私のゼミでは特に①リスクのある環境下で投資家がどのように行動するのか(行動するべきか)、そして②投資家行動の結果として市場で証券価格がどのように決定されるのか、という点を中心に研究を行ってきました。

 

ところで、武蔵大学経済学部では毎年各ゼミ対抗で研究発表を競い合う、ゼミ大会なるものが開催されています。昨年(2013年)も12月16日に開催されたのですが、鈴木ゼミからは2年生および3年生の2チームが参加しました。各チームの発表タイトルは以下の通りです。

 

2年生:「恋愛ファイナンス」

3年生:「Baseball Player Pricing Model (BPPM): プロ野球ドリームチームの構成」

 

タイトルだけ見ると、最初に述べたゼミの内容と全く関係ないように思えますが、実は大きく関係しています。「恋愛ファイナンス」では、恋愛という学生にとって身近な例を用いながら、人間がどのような過ちを犯しやすいのか、そうした間違いをどうやったら回避できるのかといった点を考察しており、これは上記①の内容を応用したものと言えます。一方、「BPPM~」では実際のデータからプロ野球選手の年俸の決定要因を探り、その結果を使って如何に効率的なチーム(低コストでかつ強いチーム)が編成できるか分析しており、これは上記②の応用例です。私としては、ゼミを通じてファイナンスの原理的な部分を教えて(いるつもりでい)ますが、その応用先に関してはゼミ生自身の興味に任せています。

 

結果的に今回は両チームとも入賞を逃したのですが、身近な応用例を示すことによって、金融を専攻していない学生の関心も誘い、また一見難解なファイナンス理論を、平易な形で多くの聴衆に紹介したという点だけでも、今回ゼミ大会に参加した意味はあったのだろうと思います。

 

鈴木ゼミは今回が初参加でしたが、大会に参加したおかげで、自ら興味のあるテーマを見つけだし、それに沿って積極的に研究を進めていくという、(私が思う)ゼミナール本来の形を見せてくれたように思います。また、本番への準備・当日の発表と多くのハードルを乗り越えたゼミ生たちは、人間として一段とたくましくなったように見えます。そして、自らの力で立派に戦ってくれたゼミ生たちを、担当教員として非常に誇らしく思っています。

 

ゼミ生諸君、これからもよろしく!

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