2012.10.25

Category:経済学科

経済学の視点から食品リサイクルを考える

松川勇専門ゼミナールでは、環境問題を解決するための政策的手段について主に経済学の視点から研究しています。これまで、環境クズネッツ曲線、環境税、 排出権取引、デポジット制度、サンゴ礁の保護、太陽光発電、スマートグリッド、電気自動車など、さまざまなテーマを取り上げて勉強しました。勉強した成果は、武蔵大学で開催される「ゼミ対抗研究発表大会」で発表し、社会人の方からもご指導をいただきました。
 
今年取り上げるテーマは、食品リサイクルです。先進国の中でも食糧の自給率が低い我が国では、食べ残しや売れ残った食品、生ごみなどを資源として有効に活用することが急務となっています。
 
食品リサイクルについて詳しく調べるため、積極的に取り組んでいる企業を中心にヒアリング調査を行いました。具体的には、食べ残しや売れ残りなどの食品残渣(ざんさ)を家畜の餌に活用する「エコフィード」の事業化に成功した小田急グループを訪問し、廃棄物を回収・処理する際の工夫や、養豚事業のノウハウについて学びました。また、エコフィードの普及を政府の立場から推進している農林水産省を訪問し、補助金を中心とした政策の内容について学びました。企業と政府では立場が違いますが、いずれの調査でも食品リサイクルを積極的に進めようとする人々の熱意を感じました。エコフィードをはじめとする食品リサイクルを推進するには、官民が一体となって取り組む必要があることを感じました。
 
食品リサイクルについて調査した結果は、ゼミのみんなでまとめ、パワーポイントの形式にしてゼミ対抗研究発表大会で発表する予定です。発表という目標に向かって力を合わせて活動することを通じて、ゼミ生全員に環境問題へ取り組む姿勢が身につくものと確信しています。
 
 
経済学科 松川勇

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