データサイエンスを極めるため、海外大学院へ進学

経済学部 金融学科 PDP5期生 伊藤久遠(2019年4月入学)#在学生

PDPの授業でTableau(データ可視化ソフトウェア)を使っていたそうですね。どんな授業だったか教えてください。

Business and Analytics, Applied Modelling and Prediction という授業で、統計学を実際のビジネスでどういかすかについて学びました。Tableauの課題は、約5万人の世界中の顧客情報が含まれるExcelシートを分析して上司に経営の提案をするという内容で、成績評価にも大きく関わっていました。ロンドン大学には、Tableauで作成した5つのダッシュボードから構成されている1つのストーリーと、それを1500wordsで説明したレポートを提出しました。LTV分析(注1)やRFM分析(注2)などの経営に関するフレームワークに加えて、授業で学んできたことを実際どのように実務で活用するかを勉強できて面白かったです。

注1)顧客により支払われた金額をベースにし、利益を算出したうえで自社への貢献度が高い顧客を分析する方法
注2)Recency(直近いつ)、Frequency(頻度)、Monetary(購入金額)の3つの指標を用いて顧客をグループ分けする顧客分析方法

ドイツのコンスタンツ大学大学院に進学されると伺いました。おめでとうございます。今のお気持ちをお聞かせください。

Master’s Programme in Social and Economic Data Science へ進学します。経済学部で勉強した計量経済学や統計学の勉強をまた続けられる嬉しい気持ちと、更に専門的なことを勉強できるという期待がある反面、海外に住むのは初めてなので不安な気持ちもあります。

進学を考えたきっかけは何ですか?また、海外大学院進学を考えている後輩にアドバイスをお願いします。

自分は経済学部に所属しており(注3)、計量経済学や統計学がおもしろく、将来企業に勤めてそれを仕事にしたいと思いました。そのために大学院でデータサイエンスを勉強して、実務で使えるようにしたいと思いました。
海外大学院進学にはGREというテストのスコアは必須であったり有利にはたらいたりするので、高いスコアを取ると良いと思います。1回受けると次の受験まで一定期間空けなくてはいけないので何度も受けたい場合は早めに準備した方がいいと思います。自分はその受験制限に気付いたのが遅く2回しか受けられなかったので後悔しています。

注3)経済学部PDPは、2022年度より国際教養学部国際教養学科経済経営学専攻に移行しました。

伊藤さんの考えるデータサイエンスや統計学の面白さとは?

仮説を立てて、データを使って検証して、考察するというサイクルが実験のようで面白いです。
卒業論文ではサッカーのJリーグの観客者数に及ぼしている要素を分析しました。具体的には、各都道府県の平均所得や人口など約10個の要素が観客者数に影響を及ぼし得ると推測し、その関係性を分析しました。仮説では各都道府県の平均所得が上がるにつれて観客者数も多くなるとしましたが、実際は逆だったので驚きました。理由として、東京や神奈川はサッカー観戦の他にもレジャー施設があり、土日のサッカー観戦への需要が少ないと考えられます。
自分はまだ相関関係しか言及できないので、大学院で因果推論も学んで因果関係も分析できるようになって、この理由を検証したいです。

今後のビジョン、やりたいことなどご自由にどうぞ。

大学院と提携している企業でインターンをしてデータサイエンスの実務経験を積みたいです。大学院卒業後はドイツで就職活動をしたいと思っています。ドイツには2年間滞在する予定なので、在学中にドイツ語の勉強もして話せるようになりたいです。
2023年8月、伊藤さんはロンドン大学の学位を取得されました!おめでとうございます!