母校への支援を通じて、吹奏楽界に恩返し

経済学部 経営学科4年 藤川智帆 (2020年4月入学)#在学生

卒業高校の習志野高校吹奏楽部は、全国屈指の強豪校だと聞いています。卒業後もサポートをされているそうですが、経緯や具体的な活動を教えてください。

お世話になった先生方に「手伝ってもらえないか?」と声をかけてもらったことが、サポートをはじめたきっかけです。現在は、当時顧問だった先生の異動先の学校に出向いて生徒たちに演奏指導をしたり、習志野高校では演奏会・大会の運営補助をしています。自分の楽器(フルート)の演奏指導が主ですが、引率や演奏会運営補助の際は、高校3年次に副部長を務めていた経験をいかし、現役の部長・副部長にアドバイスをしたりしています。小中高と9年間吹奏楽に注力してきましたが、現在は楽団などの所属は無いため、頂いたご縁で吹奏楽に関わることがとても楽しいです。なので自分に出来ることは何でも引き受けていて、趣味になっています。

60周年記念演奏会の運営に関わられたそうですが、印象に残ったことは?

卒業生バンドで1曲出演しつつ、グッズ販売のリーダーを務めました。アルバイトでポップアップ広告を作っていたことがあるのですが、その知識をグッズ販売にいかしたところ、大変ありがたいことに記念グッズがほぼ完売で大盛況となりました。「習高吹部ファン」として長い間ずっと応援してくださるたくさんの方々に触れ、胸を打たれました。これほどまでに多くの方に応援したいと思ってもらえること、その歴史の一部に自分がいることを少しずつ実感し、誇りと責任を感じたことをよく覚えています。この伝統を受け継いでいくためにも、周年事業をはじめ演奏・運営共にできることは今後も参加していきたいと思います。

演奏する側からサポートする側になって、新しい気づきなどありましたか?

これまで生徒目線だったのが違う目線になり、客観視できるようになりました。私たち生徒がステージに立てるのは、先生方や関係者の方、卒業生の方など、多くの方々に支えられているからだと気づきました。また、演奏会の運営補助ではお客さまとお話しする機会も多く、吹奏楽は演奏を見に足を運んでくださるお客さまあっての活動だなと改めて考える機会になりました。中には「演奏会をずっと楽しみにしてました」「元気を貰えました」と話してくださる方もいて、音楽の持つ前向きな影響力を再認識しました。演奏の機会がいただけることは当たり前ではなく、関係する全ての方々が活動をサポートしてくださっていたからこそ、私自身も9年間充実した活動ができていたことを実感しました。これからはサポートする側として吹奏楽界に恩を返していきたいと思います。

大学では学部横断型ゼミナール・プロジェクトに参加されたそうですが、母校での活動がいかせたと思ったことはありますか?

一人ひとりと向き合い、伝え方を工夫することです。高校3年次は副部長として活動しており、200人の部員には200通りの伝え方が必要だと学びました。学部横断ゼミでは、学部・学年の異なるメンバーが集まっているため、今までの経験や専攻が異なることで生じる考え方の相違があり、同じ目線でひとつのものを作り上げる難しさがありました。違いを受け入れて向き合い、それぞれに寄り添った伝え方をすることで、目線を合わせて活動ができたと思います。

今後のビジョン、やりたいことなどをぜひ教えてください。

大切なもののために自分にできること』をモットーに、高校3年次から過ごしてきました。4月からは社会人になり、オフィスや学校、福祉施設の空間デザインを扱う商社で営業職をする予定です。吹奏楽・仕事の両方において自らのモットーを実現できるように頑張りたいと考えています。吹奏楽では、需要がある限り演奏指導をすること、楽団に入り自分自身も音楽を楽しみたいです。近年、部活動の在り方が見直されつつありますが、これからも吹奏楽の文化を繋いでいくことが大事だと考えています。微力ではありますが、私自身の音楽活動でも貢献できたらと考えています。そして社会人として仕事をする際も、お客様や会社、一緒に働く方のために何ができるかを考え、前向きな影響を与えられる存在になりたいです。今までの学生生活を振り返ると、どこにいても人との縁に恵まれていたなと感じます。環境や活動内容も変化していくと思いますが、人とのご縁をはじめ、その時々の「大切なもの」に向き合う、悔いのない人生を送っていきたいと思います。