社会学部ゼミブログ

2015.07.02

  • 社会学部
  • 社会学科

ゼミ見学ウィークでした 大橋ゼミ

ブログ投稿者:社会学科 准教授 大橋史恵

大橋写真

社会学科の大橋ゼミは今年が初年度なので、今のところ専門ゼミは3年生のみです。社会学では労働や家族、社会階層、ジェンダー/セクシュアリティ、アイデンティティ、市民運動などさまざまな問題を扱うことができますが、大橋ゼミではそれらの問題を、国境を越える現象を通じて考えることが多いです。たとえば国際移住者の労働や社会保障の問題、国際結婚、移動する子どものアイデンティティや教育、国境を越えた介護、自治体による多文化実践の取り組みといったテーマが話題になります。

前期は、『国際社会学』(宮島喬・佐藤成基・小ヶ谷千穂編、有斐閣、2015年)というとてもテキストを講読しています。毎回2章ずつ、というちょっと速いペースで読んでいて、もうすぐ読み終わる予定です。同時並行で、学生たちはグループワークを通じて発表の準備を進めています。移住労働者の貧困の問題や、多文化教育の課題について文献や資料を読み、7月には自分たちなりに調べたことを発表してもらう予定です。

今日はゼミ見学ウィークでもあり、計7人の2年生がゼミを見に来てくれました。いつもと違う雰囲気で、みんなちょっと緊張したかもしれません。来年は4年ゼミと3年ゼミの2学年体制でのゼミ運営になります。ときどき2学年合同でフィールドワークをしたり、3年生が4年生の発表を聞く機会を作ったりしようと考えています。どんな雰囲気のゼミになるか、楽しみですね!