社会学部ゼミブログ

2015.06.24

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おにぎりの記号論 社会と企業、そしてランチパーティー 江上ゼミ

ブログ投稿者:メディア社会学科 教授 江上節子

1江上ゼミ
■おにぎりを日本食の記号論として調査研究
広報論の文献講読の後は、調査研究をします。昨年のゼミ生達が決めたテーマは、グローバル社会における日本食“おにぎり”の記号論的研究。回転ずしは、アムステルダムのオフィスビルにも入り、馴染んでいるほど日本食の代名詞になっています。「おにぎり」の歴史は、はるかに古い。
ゼミ生たちは、「おにぎり」の歴史の文献探索、資料分析や、関連普及団体や、自動おにぎり製造機を海外に輸出している企業現場などへ取材。Webサイトの分析から、留学生への定量調査まで実施。皆が、小さな発見にため息です。アニメ視聴と、海外の日本コンビニでの接触経験による認知経路でした。
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■3年専門ゼミでは必ず調査報告書を作成——日本食の記号としての海外での「おにぎり」の認知度や理解度、嗜好性を調査。表紙のデザインは、中国からの研究生が才能発揮。
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■問題意識を磨いていくゼミ生達
専門ゼミでは、社会と企業をテーマに、社会と調和を図り、社会課題の解決に貢献しながら、企業が財務的、非財務的にバランスある優れた活動を行っていくことを、広報論と情報行動の視点から研究しています。
また、近年の課題でもあるワークライフバランス、ダイバーシティなどの観点も扱います。経済的価値と社会的価値の両立が重要な今日。社会課題に対するソリューションを統合的な視点から研究していくためのアプローチ、諸理論について、文献研究をします。また、ゼミ生の調査によるケース研究も行います。
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■1年基礎ゼミでは、手作りランチパーティーを英語空間で

外国語センターにある、Musashi Communication Villageのクッキングスタジオで、おにぎりと4種類のパスタを皆で作り、手作りランチパーティーをしました。海外からの留学生も一緒に英語で交流。たまにはこうした懇親イベントも大切なゼミ。さて、翌週からは、ミニ調査研究に挑戦です。「テレビメディアの社会性——CMとクレームから」、「新聞の未来像—日米地方紙の違いから探る」など、意欲も、食欲並みの高さです。