社会学部ゼミブログ

2015.06.04

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習ったうえで慣れよ 社会学科1年松井基礎ゼミ

ブログ投稿者:社会学科 准教授 松井隆志

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社会学科1年生の「基礎ゼミ」では、今後4年間の大学での勉強の基礎となるスキルを学びます。単に知識として「学習」するだけでは不十分で、実践しながら、「体得」する必要があります。松井担当の基礎ゼミでも、スキルがちゃんと身につくよう、ほぼ毎回あれこれ課題を出すなどして、学生自身に実際に取り組んでもらうことを重視しています。

さて今回は、教室を離れ、大学図書館でガイダンスを受けました。必要な本を借り出すまでのスキルを「体得」するためです。身近なようでいて、案外知らない図書館の世界。自習用スペースとして使うのも良いでしょうが、必要な本を探して借りることこそ、より重要な図書館の利用方法です。

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今回のガイダンスでは、OPACで蔵書の検索をした上で、請求記号に基づいて実際に開架から本を抜き出す練習までをしました。「競争」ではありませんでしたが、課題形式で渡されるタイトルの本を次々に探し出せる学生もいれば、苦戦気味の学生もいました。これから何度も利用して慣れていってもらいたいと思います。

また、蔵書検索だけではなく、CiNiiでの論文検索もガイダンスのメニューに加えてもらいました。入学したての1年生には若干ハードルが高いと思いましたが、書籍以外の論文という形での研究の蓄積がなされていることに、少しでも触れてもらいたいと思ってのことです。

ガイダンスも無事終り、必要な文献を探せるようになったということで、自分の関心のあるテーマについて、文献を探しだすことをさっそく次週までの課題としました。松井の基礎ゼミは課題が多くて厳しいとの評判(?)もあるようですが、基礎だからこそ頑張らねばと、皆意欲的に取り組んでいます。