社会学部ゼミブログ

2014.12.01

  • 社会学部
  • 社会学科

卒論の極意は「そば打ち」にあり?!大屋ゼミ

ブログ投稿者:社会学科 教授 大屋幸恵

14大屋ゼミP1
(写真↑ 3ゼミでは、卒論テーマに関連したグループ報告で頑張っています!)

現在、社会学部の4年生は、来週(12月8-9日)の卒論提出を控えまさにカウントダウン状態です。この時期、図書館では、熱心に文献を読み、真剣なまなざしでPCと向き合う多くの学生の姿を見ることが出来、教員としてはとても嬉しくなります。が、学生にしてみると、とんでもない緊張感と不安にかられていることでしょう。(後もう少しなので、ガンバレ!)

社会学部の卒論は20,000字以上。原稿用紙に換算すると、50枚以上ということになりますが、私のゼミでは、この基準を大幅に超える学生がほとんどです。しかしそれは、3年次のゼミからのさまざまなブックレポートや課題の提出、個人報告のみならずグループ報告やディスカッション、さらに合宿といった、地道な努力の積み重ねのなせる技なのです。

14大屋ゼミP2
(写真↑ 声をかけても、聞こえず? この集中力こそが卒論には重要!)

今年の4ゼミの合宿は秩父で実施しました。2泊3日、10数時間に及ぶ報告とディスカッションの後のリクレーションで行なったのは「そば打ち」。

そば粉と小麦粉を混ぜて、混ぜて。水を入れて、またまた混ぜて。しばらくしている何となくつながってきました! そうしたら、今度はこねて、こねて、こねて。いい感じに生地が出来てくると、次は麺棒で伸ばす作業。こちらから生地を伸ばしたら麺棒に巻き付けて、方向を変えて今度はあちらから。同じ作業を何度も丁寧に繰り返す。美味しいそばに仕上げるためには、手抜きをせずに丁寧な作業をすることが肝心だそうです。

14大屋ゼミP3
(写真↑ 堂々の完成!いただきます。さて、お味は・・・)

卒論も、文献や資料を読んで、読んで、まとめて、まとめての繰り返し。少し考えがまとまってきたらいろいろな論拠から、さらに、ゼミメンバーの違った視点から意見をもらって検討&考察する。それはまさに、「そば打ち」と同じプロセスともいえるでしょう。

そして、最後にそばの味を決めるのはゆで加減。腰のあるしっかりしたものに仕上げるためには、「ゆで時間」(=締め切り!)を厳守し、最後まで気を抜かずに目配りをすることが大切です。

大屋ゼミでは、例年3ゼミ・4ゼミ合同の「卒論報告会」を実施しています。今年は12月19日(金)12:30~、3217教室で開催予定です。興味のある方はのぞいてみて下さい。