社会学部ゼミブログ

2014.11.14

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ゼミ合宿 in 南三陸

ブログ投稿者:社会学科 准教授 林雄亮

20141114
(自分たちの発表が終わるまで、みんな緊張しています)
社会学科の林ゼミでは、9月末に宮城県南三陸町にてゼミ合宿を行ないました。内容は、前期から班ごとに行ってきた研究の発表会です。5つの班の報告タイトルは、「婚前妊娠と社会的地位」、「親の教育期待に与える子どもの影響」、「労働時間とセルフディレクションが仕事上のディストレスに与える影響」、「女性の飲酒行動とその規定因—学歴と職業条件に着目して」、「きょうだい構成による教育達成の格差—出生コーホートに着目して」といったように多岐にわたっていますが、社会調査データを用いた計量的研究というのが共通点です。
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(発表も無事終わり、笑顔のゼミ生たち)
この合宿での研究発表に至るまでには、多くの苦労がありました。計量分析を専門的に学び始めてまだ半年。社会現象を統計的なモデルを通して考える方法や、明らかにしたいことを言葉では言えても、統計分析ではどう表現するのかなど、短期間で新しいことをたくさん学ばなければならず、合宿直前には夜遅くまで大学に残る日々が続きました。
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(後日の研究発表会の様子)
発表会の後はホテルで懇親会です。南三陸の新鮮な海の幸も堪能し、楽しいひとときを過ごしました。ただし、本当のゼミ合宿はこれでは終わりません。合宿の際にもらった質問や意見を受けて、見直しと改善を行ない、後日大学にてもう一度発表会です。このプロセスを通して、ゼミ生たちは大きく成長できました。
班ごとの研究活動はこれにて解散し、その後は来年の卒論に向けて、それぞれの学生が個別の研究テーマを模索し始めているところです。本当のヤマ場はここからです。指導教員としては、できるだけ楽しみながら研究のステップを歩んでいってほしいと願っています。