学部横断ゼミブログ

2023.12.20

2023年度秋学期の最終授業が行われました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

2023年12月16日(月)に授業が一日かけて行われました。学部横断ゼミは1セメスター4単位の授業ですが、通常の月曜2時限目の授業のほかに、1セメスターの期間中に土曜日に4回の授業を行うことで、通常授業よりも多い単位数となっています。今回の授業では、<社会人基礎力>の12の能力要素を指標に、この3か月の活動を振り返ってもらいました。

午前中に行われた社会人基礎力の発表では、チームの活動について振り返った内容を、10分間のパワーポイントにまとめてプレゼンテーションしました。2チームともに、「情報共有や意識共有といったコミュニケーションが不足していた」という反省点が上がっていましたが、実際に経験したことから語った<社会人基礎力>の発表は説得力があり、その本質を理解することができたと感じるものでした。チームで協働して一つ課題に取り組む活動は、大変なことも多かったようですが、履修生一人一人がチーム活動から多くのことを感じたり考えたことで、価値ある経験につなげることができたようです。

今回の授業ではチームの成長だけではなく、自分自身の成長にも目を向けました。履修生たちは、初回のキャリアコンサルタントとの面談では、社会人基礎力12の能力要素を指標に、この授業で伸ばしたい力はどんな力なのか、目標を決めることからスタートしました。今回の面談でその目標を達成できたと実感することができた履修生は、目の前のことを誠実に取り組み、苦手なことに挑戦してみる勇気があったからではないかと感じます。
また、チームメンバーからの他者評価では、自分の気づかなかった長所や短所を知ることができたようです。他者に認めてもらえたという自信は、より大きな成長を促すことが期待できます。
今後も、ぜひ振り返る時間を大切にして、個々の可能性を広げていってほしいと思います。

最後の授業後の学生の日記を紹介します。
「今日が最後のカウンセリングだった。1回目の面談時に「自分の殻を破りたい」と打ち明けたことを振り返りながら、これまでの自分の成長を振り返った。
1回目にカウンセラーの方から「まずは何でもみんなに共有してみたり、自信が無いからこそみんなの意見が出る前に意見を出してみよう」というアドバイスをいただいてから、この心がけを常に持って活動してきた。振り返ると、自分自身いちばん成長できたと感じた部分は、「発言することを恐れなくなったこと」だ。今までは、自信のなさや周りの評価を気にしすぎていたことが原因で、中々自分から発信することができなかったが、チームで活動して毎日顔を合わせていく中で、自分の素が出るようになり、そこから自分の意見を積極的に発言できるようになった。自分自身の中にあった乗り越えたい壁を1つ乗り越えることができたし、このような自分の成長を肌で感じることが今まで無かったため、同時に嬉しくもあった。」

【在校生へのお知らせ】2024年度履修生募集について

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2024年度履修生を募集中です。
□申込期間:2024年1月17日(水)まで
詳しくは、学生ポータルサイト 3Sの掲示板でご確認ください。