学部横断ゼミブログ

2023.12.13

最終報告会を一般公開で実施しました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

12月9日(土)に、2023年度秋学期の最終報告会を実施しました。課題提供企業である㈱とくし丸の担当者の方をお招きしたほか、一般にも公開してオンラインと会場参加を併用したライブ配信で行い、2チームそれぞれ30分の発表を行いました。

12月4日のプレ発表以降、教員から「なぜそう考えたのか?」「デザインは変えたほうが伝わりやすいのではないか」などたくさんのフィードバックを受けながら、最終報告会に向けてチームで活動していました。教員が履修生たちへのフィードバックで伝えていた点は、論理に筋を通して誰にでも分かりやすいように、説得力のある表現にすることでした。教員からゴーサインが出たあとも、小冊子と発表用パワーポイントをチーム全員で確認していくと、たくさんの修正点が見つかり、すべてが完成したのは、前日の夜遅くでした。最後の最後まで、少しでも良いものにしようと頑張り、最終的には説得力のある小冊子や発表資料を完成させることができたのではないでしょうか。


最終報告会の発表に対して、企業担当者や学内役職者からは、「提案の内容がどんな課題を解決したいのか、何を目的にしているのかが分かりやすかった」「SGDsについて、17 のゴールだけではなく、169 のターゲットにまで言及し、説明してほしかった」など、たくさんの感想をいただきました。お忙しい中、最終報告会にご参加いただきました皆様には、この場をお借りしてお礼申し上げます。

この3か月間、履修生たちはチームで活動してきましたが、専門分野や興味、学年も違うメンバーと話し合いながら一つのものを創り上げていくことは、本当に難しかったようです。建設的に話し合いを進めようとしても感情的になってしまったり、体調を崩し思うようにチームに貢献できなかったり、情報共有がしっかりできていなかったり、想像以上に進まない原因はいくつもありました。学生たちは、問題にぶつかるたびに話し合い、作業の方法を考えたり、チームメンバーに働きかけたりしながら、その時最善と思える方法で進めていました。最終報告会を終えた今、たくさんの反省点があるとは思いますが、これから成長し続けていくための糧になるように、自分がこの授業で何をつかみ取ることができたのか、なぜつかみ取ることができなかったのか、これまでの活動を振り返りながらぜひ考えてほしいと思います。


最終報告会後の学生の日記を紹介します。
「横断ゼミでは本当にさまざまな学びがあり、私は特にチームで活動する上で大切なことや、必要なことを感じ取る場面が多かった。今振り返ると、個性豊かでさまざまな長所があるメンバーとここまで頑張って活動できたことをすごく嬉しく思い、これが今後の活動の励みになるように思う。そして、メンバーの長所を活かして活動できたのはお互いに他者理解をできていたからだと感じる。
 しかし、他者理解ができたのは、11月20日の授業の際に先生に説明した1度目の提案がまるで駄目で、その時にチーム活動のあり方を見直してからだった。私が今回の横断ゼミを通してチーム活動をする上で大切だと思ったことは、役割分担をきちんとすることや、コミュニケーションを大事にしながら関係を構築すること、他者理解をすること、情報共有をすることなどである。きっと他にも沢山あるし、挙げた中のものも加減を間違えると意図せざる結果も出てくるのだと思う。それは、今後さまざまなことに挑戦し活動していく上で適切なものを見つけていきたい。」

【在校生へのお知らせ】2024年度履修生募集について

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2024年度履修生を募集中です。
□申込期間: 2023年12月12日(火)~2024年1月17日(水)
詳しくは、学生ポータルサイト 3Sの掲示板でご確認ください。