学部横断ゼミブログ

2023.07.12

最終報告会を一般公開で実施しました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

7月8日(土)の13時30分~15時40分に、課題提供企業であるオタフクホールディングス㈱の担当者の方をお招きして、最終報告会を実施しました。最終報告会は一般公開で、オンラインと会場参加を併用したライブ配信で行い、2チームそれぞれ30分の発表を行いました。

7月3日(月)のプレ発表以降学生たちは、毎日チームで改善点を話し合いながら、最終報告会で配布する小冊子づくりと、発表用のパワーポイントの作成に取り組んできました。7月5日(水)午後には、教員が発表内容を再確認する時間が設けられ、1チームは「企業が直面する社会課題への提案」の内容について同意を得ることができませんでした。その後、「食の課題を通して、どんな未来を作りたいのか」「そのためにどんな提案ができるのか」について、もう一度チームでじっくりと話し合い、6日(木)の夕方にはなんとか教員からゴーサインをもらうことができました。

最終報告会直前まで、2チームともに「良い発表にしたい」とがむしゃらに頑張り、小冊子は7月8日(金)の夕方に、発表用パワーポイントは当日の朝方に完成しました。彼らが小冊子とパワーポイントともにこだわった点は、どんな言葉を選んで伝えるかということです。何度も校正を重ね、教員からもアドバイスを受けながら、カタチとなったものには、2チームの履修生20名全員の「想い」が感じられるものでした。来場していただいた企業担当者や学内役職者からは、「若い世代の視点での提案は、新たなヒントをもらえた」「企業の創業の理念や方向性を理解し、受け止めた上で小冊子をまとめられていて、とても素晴らしいと思った」などの感想がありました。

 最後に、最終報告会後の学生の日記を紹介します。
「今回本番の発表において、自分自身の中で今までの発表練習の時とは異なっていた点が二つある。一つ目は自分たちの発表が近づいてきている時に、「発表楽しみだな、企業の方からどんな講評をいただけるのだろう」とわくわくした気持ちがあったことだ。二つ目は、発表時に自分の原稿を読み終えそうになると、「もう読み終えてしまうのか、もっと読んでいたいな」と思っていたことだ。今までの自分なら、同じような場面において強い緊張でこれらのようなことを思える余裕はなかった。しかし、緊張感はずっとあったものの、冷静さを失うことなく色々と考えられる余裕があっただけでなく、楽しいとさえ感じることができたことは、自分の成長を強く実感できる良い経験となった。」

「この3か月間で、メンバーのことを知っていくうちに自分に対する理解も深まった。相手の良いところ、改善してほしいところを知るたびに自分を振り返ることで、自らの長所や短所を理解し、それを心にとどめながら活動をするだけで客観的に自分を見ることができた。横断ゼミを履修する前は、自分に自信がないばかりに周りと比べる事が多くあったが、活動の中で自分に自信を持つことの大切さや、人と比べることの非効率さを学んだ事で今では気にならなくなった。とても大きな成長のきっかけをもらえたと思う。企業担当者の方も以前に仰っていたが、学生の期間にこの貴重な経験をさせてもらえたことに本当に感謝している。先生方を始め、メンバー、家族、友達など支えてくれた方々に、きちんと言葉で感謝を伝えようと思う。」

【在校生へのお知らせ】2023年度秋学期履修生追加募集について

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2023年度秋学期履修生を追加募集中です。
詳しくは、学生ポータルサイト 3Sの掲示板でご確認ください。

*対象学部・学年:経済学部・社会学部・国際教養学部EM専攻の全学年