経済学部ゼミブログ

2024.03.15

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実体験からアカデミックへ ー研究活動は大変でしたー

ブログ投稿者:経営学科 教授 伊藤 誠悟

伊藤誠悟専門ゼミナール第2部では組織行動論をテーマに研究をしています。以下は、学生の体験記です。(伊藤誠悟)
輪読や研究で使用した本
春学期(4〜7月)のゼミで組織行動論についての輪読や、リーダーシップ理論などをチームごとにゼミ内でレクチャーを行いました。
ゼミブログを読んで下さっている方の中には、経済学部以外の学生や高校生の方もいらっしゃると思うので、ここでは組織行動論について少しご紹介します。
組織行動論とは、組織における人間の行動や態度を研究する学問のことです。
人間の行動を通して、行動した結果だけでなく、「なぜその行動を起こしたのか?」という要因を明らかにしていきます。そこから人間を正しく行動させる方法や、組織の動かし方について考えていくことに繋がります。
また組織行動論には、モチベーション理論やリーダーシップ理論など、私たちが普段何気なく使っている言葉の理論が研究されています。ゼミブログを読んでくださっている方の中には、部活動やチームで活動した際に、一度は「モチベーションを上げるためには?/リーダーシップを発揮するには?」などと気になったことがある方がいるのではないでしょうか。組織行動論では、このようなことを学びます。
  • シェアド・リーダーシップという言葉についてレクチャーをした際に使用したゼミ生のパワポ①
  • 同じくパワポ②
ゼミ大会で表彰
秋学期(9~12月)には、春学期にゼミ生で学び合った組織行動論(モチベーション理論、リーダーシップ理論など)を中心に、チームごとに各々のテーマを決め、研究発表を行いました。
研究では、リサーチクエスション(仮説)を立て、アンケートなどで収集したデータをSPSSなどの分析ソフトで解析を行いました。専門ゼミナール第1部では、西武鉄道さまとのプロジェクトである「江古田キャンバスプロジェクト」に参加していたため、こうした実証研究は初めてで、ゼミ生同士で「SPSSの使い方が分からない!!結果が出ない!!」などと励まし合いながら進めていきました。
今回ゼミ生が研究を行ったのは、以下のテーマになります。
・フォロワーシップ行動と職務自立性
・ウェルビーイングを構成する5つの要素の優先順位
・働きやすさと離職率の関係性
・大学生アルバイトの離職意思について
・大学生アルバイトにおけるジョブクラフティング
・ゼミ活動におけるプロアクティブ行動の発生要因
伊藤誠悟専門ゼミナール第2部の2023年度のゼミナール活動についてご紹介しました。