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2018.4.17

武蔵高中

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4月17日は開学記念日です

本日、4月17日は本学園の開学記念日です。今日からさかのぼること96年、1922(大正11)年4月17日(月)に旧制武蔵高等学校の第一回入学式が行われました。
本学の校是(建学の精神)とも言うべき「三理想」は、この入学式に先立つ教師会において、一木校長が「正義ヲ重ンジ真理ヲ愛シ、自ラ理解考究スル能力ヲ有シ、世界ニ活動スル体力ヲ有ス」と訓示されたものを原型とし、1928(昭和3)年に現在の形となったものです。以来、この精神は、武蔵大学、武蔵高等学校中学校からなる今日の学園にも絶えることなく受け継がれています (学校法人根津育英会武蔵学園発行『武蔵九十年のあゆみ』より)。

改めて、創立者 根津嘉一郎と本学の歴史を振り返ってみたいと思います。

■創立者 根津嘉一郎と本学の歴史
明治、大正、昭和にわたり財界で活躍した根津嘉一郎(初代、1860~1940)は、東武鉄道や東京地下鉄道(現東京メトロ)など日本国内の多くの鉄道敷設 や再建事業に携わり、「鉄道王」と呼ばれました。また、加富登麦酒(カブトビール。現アサヒビール、サッポロビール)や日清製粉などの社長を歴任。 1909年には渋沢栄一率いる渡米実業団へ参加し、私財を投じて公共事業に尽力しているロックフェラーの姿に強く感銘を受けました。根津は「国家の繁栄は 育英の道に淵源する」という信念のもと、有為の人材を育成する理想的な学校として1922年にわが国初の七年制高等学校、旧制武蔵高等学校を創設。戦後の学制改革に伴い、武蔵高等学校中学校、武蔵大学として再編されました。

また、「社会から得た利益は社会に還元する義務がある」という考えから、根津の郷里である山梨県下の全小学校へ200台以上のピアノ(根津ピアノと呼ばれた)やミシンの寄贈、学校の建築など、山梨県の教育文化振興にも貢献しました。根津は古美術愛好家としても知られ、没後、蒐集した日本・東洋の古美術品コレクションを保存、展示するために「根津美術館(東京・青山)」が設立されました。

なお、武蔵高等学校中学校では、「学びの水脈と対話の杜(もり)」というコンセプトのもと、2017年11月に「理科・特別教室棟」を新設しました。「学びの水脈」は、学園内を流れる濯(すす)ぎ川に象徴される旧制武蔵高等学校以来の伝統や、未来永劫に続く本校の学びを表しています。また、「対話の杜」には、豊かな自然の中で交わされるあらゆる対話を大切にしたいという私たちの想いが込められています。一連のキャンパス再整備計画は、2019年3月の完成を目指して現在も進められています。

武蔵高校第一回入学式

旧制武蔵高等学校第一回入学生
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