ニュース一覧人文学部英語英米文化学科・北村紗衣専任講師編『共感覚から見えるもの』が刊行されました

2016.5.20

武蔵大学

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人文学部英語英米文化学科・北村紗衣専任講師編『共感覚から見えるもの』が刊行されました

北村紗衣 編
『共感覚から見えるもの ―アートと科学を彩る五感の世界』勉誠出版、2016年


●本の概要
本書は、ひとつの刺激から二つ以上の感覚が発生する現象である「共感覚」を芸術や人文学の視点から見た16本の論考を収録しています。論考の主題は宮沢賢治やアルチュール・ランボーから、言語学や自己意識まで多岐にわたります。本学英語英米文化学科の専任講師である北村紗衣が編者をつとめ、同学科のジェイソン・ホロウェル教授が第Ⅱ部に寄稿しています。共感覚を主題に学際的な視点から日本語で編まれた論集はおそらくこれが初めての試みかと思います。


編者から一言
世の中には、音に色が見えるとか、言葉に味がするというようなことを日常的に体験している人たちがいます。生まれつきこういう感覚システムを持っている人たちが共感覚者で、編者は文字に色が見える共感覚者です。共感覚について少し知るだけで、言葉や芸術を今までとは違った角度から楽しんだり、考えたりすることができますし、皆さんの中にも共感覚がある人がいるかもしれません。人間の感覚に興味がある人は是非この本を手に取ってみて下さい。(北村紗衣)

共感覚から見えるもの

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