新年のご挨拶2016　―学長 山㟢哲哉―

2016年、あけましておめでとうございます。

武蔵学園は、1922（大正11）年の旧制武蔵高等学校創設から、あと6年で100周年を迎えます。同時に、旧制高校を母体とする武蔵大学も、学園100周年に向けて新しい第一歩を踏み出す年となります。今年から始まる第三次中期計画において、大学では「異文化を理解し未来を創造する教養あるグローバル市民の育成～創立100周年に向け原点に立ち返り、建学の三理想の継承と未来への変革を目指す～」を目標として、さまざまな取り組みを進めていきたいと考えています。

その第１は、昨年から開始した経済学部の「ロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム」です。これは武蔵大学とロンドン大学の２つの学位を、４年と１ヶ月で取得するというプログラムです。日本に居ながら世界標準の授業を英語で受講し、世界有数の大学の学位を取得することができます。次に、人文学部と社会学部でも、グローバル化に対応した新しいコースの設置を具現化していく予定です。

これら新しい取り組みに加え、旧制高校時代からの伝統の少人数教育の継続と進化、さらにはグローバル化した時代にふさわしいゼミの形、教育のあり方を実現してきたいと思います。これまでと変わらぬ皆様の力強いご支援をお願い申し上げます。今年１年が皆様にとって、稔り多き年となりますことを心から祈念して、新年のご挨拶と致します。