ニュース一覧「HAFU」上映会&出演者 須本エドワードさんとのトークセッションを開催しました

2014.12.16

武蔵大学

外国語教育

イベント

「HAFU」上映会&出演者 須本エドワードさんとのトークセッションを開催しました

「HAFU」上映会&トークセッション

 12月9日、国際センター・EASプログラム/外国語教育センター・MCV共催のイベントとして、映画「HAFU」の上映会と、出演者のお一人である須本エドワードさんをお招きしてトークセッションを開催し、学生および教職員約100人が参加しました。
須本エドワードさんは ベネズエラ人の父と日本人の母を持ち、神戸のインターナショナルスクールを卒業後アメリカの大学へ進学。日本人社会では疎外感を感じていたため、そのまま 日本へ戻ってくることはないと考えていたそうです。しかし、数年後に戻ってきた日本で、インターネット上では多種多様な背景をもつ人々が活発に交流してい るのを知り、ハーフの交流の場を作ろうと2006年にMixed Roots Japanを設立なさり、日本独自の多文化社会モデルの構築を目指していらっしゃいます。
 
 映画「HAFU」は異なる背景や環境をもつ5人のハーフと1家族を取材したドキュメンタリー映画です。ハーフであるがゆえの葛藤やいじめと向き合いながら、それぞれが自身のアイデンティティや日本の中でハーフであることの意味を模索し将来の展望を語っています。
  「ハーフ」という呼称は日本だけで使われている呼称だというのはご存知でしょうか?日本ではハーフに対して、「容姿端麗」「2ヶ国語話せる」などといった ステレオタイプなイメージがありますが、このイベントで映画「HAFU」を鑑賞した学生からは、日本人がもつそうした先入観が彼らのプレッシャーとなって いることや彼らが日本で暮らす中でぶつかる壁を知り、強く感銘を受けたといった感想が寄せられました。
 上映後のトークセッションでは英語で活発な質疑応答が行われ、人種も生活も多様化していく日本社会の中で、私たちはそれをどう受け入れたらいいのか、日本人である意味とは何かを考えました。
須本さんの経験やポジティブに生きる姿勢も強く印象に残りました。
MCVでは今後も世界に視野を広げるための企画を開催してまいりますので、ぜひご参加ください。
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