ニュース一覧メディア社会学科・永田浩三教授 著『ベン・シャーンを追いかけて』が刊行されました

2014.10.28

武蔵大学

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メディア社会学科・永田浩三教授 著『ベン・シャーンを追いかけて』が刊行されました

社会学部メディア社会学科・永田浩三教授 著
『ベン・シャーンを追いかけて』大月書店、2014年


●著者より一言
去年1年、サバティカル(研究休暇)で、画家ベン・シャーンゆかりの地を歩きました。
ベン・シャーンは、1898年バルト三国リトアニアに生まれ、アメリカで活躍しました。
「サッコ&ヴァンゼッティ事件」や「ドレフュス事件」の連作や、「第五福竜丸事件」のシリーズで知られ、日本でも人気が高い作家です。

今回わたしは、シャーンの画集を携え、旅の中で出会う人に、どの絵が好きかを聞いて歩きました。
シャーンの最後の作品集はリルケの『マルテの手記』の絵本でした。そのなかの1枚は、原爆投下直後の広島の建物を描いたもの。それは、わたしの母の実家の隣の呉服屋さんだっ たことがわかりました。

本の装丁は、シャーンの作品のなかで、もっとも詩情あふれる「ほんとうに偉大な人の名をわたしは忘れない」。写真のほとんどは、わたしが撮影しました。20世紀を駆け抜け、社会と向き合い続けたシャーン。メディアや社会問題を考えるひとにぜひ読んでもらいたい1冊です。

20141027_永田先生本

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