ニュース一覧7/7(土)「学部横断型課題解決プロジェクト」発表会が開催されました

2012.7.11

武蔵大学

三学部横断ゼミ

イベント

7/7(土)「学部横断型課題解決プロジェクト」発表会が開催されました

7月7日(土)武蔵大学 8号館8504教室、8604教室において「三学部横断型ゼミナール・プロジェクト(科目名:学部横断型課題解決プロジェクト)」の最終報告会が協力企業であるコトブキシーティング株式会社、新日本ビルサービス株式会社、東亜化学工業株式会社の方々をお招きして、在校生や保護者等学外の方も多数が参加され、開催されました。

このゼミナールは、経済、人文、社会の三つの学部からメンバーが集まり、それぞれの専門知識を活用しながら、企業から与えられた課題(「CSR報告書の作成」)に取り組むというものです。前期は45名が履修しました。

聴講者の前で、緊張した面持ちで学生たちは作成したCSR報告書を企業の方にお見せすると同時に、どのようなプロセスを経て完成に至ったのか、そのプロセスでどのような気づきがあったのかをプレゼンテーションしました。

 7/7(土)「学部横断型課題解決プロジェクト」発表会が開催されました

学生たちは授業以外の時間にも毎日集まり議論を重ね、さらにこの授業用の独自のSNSで企業の担当者の方に連携をとりながら、この課題に取り組みました。 報告会では発表後、企業の方には「ホームページのリニューアルを予定しているので、この報告書を参考に作成したい」などのお言葉をいただきました。

今回の発表会の学生の感想をSNSの日記より紹介いたします。

「たっ た3カ月でいろんな人たちと出会った。チームのみんな、先生の方々、企業の方々、他にもいっぱいの人たちに出会った。自分はあまり人に自分の気持ちを声に 出すのが下手だ。人に説明するのが下手だし、自分から話をするほうじゃない。自分の気持ちを声に出して、その人がどんな反応するのか怖くて何も言えないこ とばかりだった。でも、横断ゼミを通して、いろんな人と話した。多くの人と話し、多くの人の声を聞いた。みんなが僕を見て、僕に話しかけてくれた。その言 葉一つひとつが僕の考え方や気持ちを変えてくれた。その言葉はどれも気持ちのある言葉ばかりだった。僕はその言葉を聞いて、僕も恐れずに気持ちを出そうと 思った。間違っているかもしれないし、余計なおせっかいかもしれないけど、ほんの少しではあるが言葉を吐いた。それに対して、みんなは耳を傾けて聞いてく れた。僕に目を向けて聞いてくれた。それ一つが、僕には嬉しいことだった。

自分はこれまで、いろんな気持ちを隠しながら生きてきた。自分 の気持ちを隠していた方が、簡単だから。自分の気持ちをぶつけて、他人の意思や考えや心に 干渉すれば、面倒なことになるから、できる限り避けてきた。そうやっていつも人から逃げてきた。なのに、自分は他人から好かれたいと思っていた。それはあ まりにも馬鹿馬鹿しい話だ。自分の気持ちを声に出さないのに、他人から好かれようなんて虫の良い話だ。声を出さずに他人から好かれることなんてない。良い 顔をしていても、それで人が好かれるわけではないのだ。人に好かれるには、当り障りもない気持ちのない言葉じゃなくて、思いをのせた言葉だ。気持ちがわか るからこそ、その人にいろんな人が近寄ってきてくれるのだと思う。それをこの三ヶ月を通して知ったことだ。

僕はときに人から優しい人間と 呼ばれることがある。けれど、それは違うと思う。僕は単なる弱い人間だ。弱いから何も言わなかっただけだ。それは優しさじゃないと思う。優しさと弱さを同 類項してはいけない。弱い人間には誰もついてこないけど、優しい人間には人が寄ってくるのだ。だから、僕は弱い人間にならないように、声を出していきたい と思う。優しい人間になれるように頑張りたい。

この三ヶ月、特にここ一ヶ月やってきて、辛いことや大変なことがいっぱいあった。毎日のよ うに学校に来て、毎日のように話が決まらなかった。なんのために来ているのか、わからないことが多かった。でも、つまらないと思ったことは、一度もなかっ た。仲間と一緒にいて、楽しかった。チームのみんなといるとき、辛い顔よりも笑った顔のほうが多かったと思う。確かに目にくまができることもあったが、そ れでも笑ってこられたのは、チームのみんながいたおかげだ。 ここまでこられたのもチームがいたおかげだ。僕はこのチームが好きです。恥ずかしいけど、今日ぐらいは気持ちを出したい。声に出せづらいから、文面で出し たいと思う。僕は最初、15人で話し合いをしたとき、中々決まらずにもどかしいことも多々あった。最初はチームにみんなに幻滅することもあった。でも、そ れは嘘だった。今はみんな頼りがいがあるチームだと思う。誰かひとりが欠けてもいけない。15人だからこそ、今までやってこられたのだと思っています。自 分一人じゃ、あの結果はだせなった。もしかたら、あの結果に満足していない人がいるかもしれないけど、でも僕はあのときのあの結果が、あのときの一番のも のだと思っています。あれ以上のものはできなかったと、僕は思っています。みんなもあのときの発表を誇りに思っていてほしいと願っています。」


【お問い合わせ先】
 武蔵大学学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 
  E-mail:semiproject@musashi.ac.jp
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