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2009.1.7

武蔵大学

三学部横断ゼミ

イベント

三学部横断型ゼミナール・プロジェクト最終報告会が開催

2008年12月20日(土)8号館8603教室において、「三学部横断型ゼミナール・プロジェクト(科目名:学部横断型課題解決プロジェクト)」の最終成果報告会が協力企業であるSMK株式会社株式会社アドバネクスの方々をお招きして開催されました。

このゼミナールは、今年度前期より正規科目化した新しいゼミで、経済、人文、社会の三つの学部からメンバーが集まり、それぞれの専門知識を活用しながら、企業から与えられた課題に取り組むというものです。後期の課題は「大学生のためのCSR報告書の作成」です。

メンバーたちは、この課題に応えるために、毎週密度の濃い議論を重ね、実際に冊子も作成しました。20日は、その冊子を企業の方にお見せすると同時に、どのようなプロセスを経て完成に至ったのか、そのプロセスでどのような気づきがあったのかをプレゼンテーションしました。

企業の方とは、後期の期間中独自に構築したSNSを通して質問に答えてもらうなどの交流を行ってきました。1チーム約40分にわたる発表ののち、企業の方からは中間発表とは比べ物にならない出来栄えとのおほめの言葉を頂きました。

当日の様子を、経済学部3年の履修者の「活動記録」から抜粋します:

「実は不安がありました。本当にこれで正しいのか、本当に完成するのか。日記で書いていないことをいっぱい思っていました。

批判を恐れず意見すること。
また、批判すること。
まずは態度で示すこと。
常に前向きを保つこと。
時には後ろを振り返り、参考にすること。
迷いを減らし、決断すること。
メンバーの活躍を信じること。
自分の意見を信じること。

不器用なので、本当に勇気のいることばかりでした。
自分が頼られる存在にならなければいけないと思っていました。
ですが、解決は案外早いものでした。
私があまり深く気にする性格でないこともありますが、優しいメンバーが揃った楽しい環境であることが私の心に自由を許しました。

その自由を積み重ね、CSR報告書・発表資料が完成しました。完成は30分前です。
「期限を焦らない」と掲げた目標通り、期限ギリギリまで修正を施し、本当に立派に育った自慢の”うちの子”たちです。
いいものを作ったという自信があるから、絶対にその自信作のことを伝えてやろうと思っていました。
自信があるから、焦りも緊張もなく、発表中もむしろワクワクしていました。
宇佐美さんから聞きたかった言葉が放たれたとき、全てが報われた気がしました。
すべてはこの瞬間のために頑張っていた気がしました。

大好きな陸上部の練習には行けませんでした。
バイトも極力減らしました。
趣味にもホコリを被らせました。
それでも睡眠時間を削るほどに時間を使いました。
みんなも同じでしょう。
時には苦しみました。
議論の難しさにぶつかりました。
保健室で寝てからゼミに行ったこともあります。
すべてはこの瞬間のために。
最高の感動、達成感。これを味わうために命を注いでいたのだな、と。課題を与えてくださったSMK株式会社様に、その恩を返せたのなら幸いです。」


本プロジェクト2009年前後期履修希望者のためのガイダンスが下記の要領で行われます。(詳しいパンフレットは教務部カウンターで入手できます。)

ガイダンス日程:
時間:1月29日(木)13:00-(約1時間程度)
場所:8504
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