ニュース一覧2008年度前期「学部横断型課題解決プロジェクト」報告会開催

2008.7.18

武蔵大学

三学部横断ゼミ

イベント

2008年度前期「学部横断型課題解決プロジェクト」報告会開催

7月5日(土)14:00より、今学期初開講した「学部横断型課題解決プロジェクト」(通称:ゼミナール・プロジェクト)の報告会が実施されました。この科目は、三学部の学生同士がひとつのチームとなり、実際の企業から提示された課題を、専門知識を活用しつつ、考え、改善案を提示するというものです。前期の3ヶ月の間、履修した学生たちは、学部の壁を越えてディスカッションを重ね、協働でひとつのものを作り上げてきました。

今回課題を頂いた企業は、(株)鷺宮製作所と(株)牧野フライス製作所(敬称略)の二社で、課題は「大学生のためのCSR報告書を作成する」というものでした。「CSR」とは今日重要性が高まってきている「Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)」の略で、企業が環境や地域、株主や従業員のために、どのような活動を行っているか、というものです。今回は、課題提供企業をさまざまな角度から調べ、その企業の「CSR報告書」を実際に冊子の形で作成するところまで行いました。

5日の報告会では、各チームが、「CSR報告書」が完成するまでに、どのようなプロセスを踏んできたか、その間にどのような困難に直面し、どのように克服したかを報告するとともに、実際に「CSR報告書」を提示し、どのような点に工夫をこらしたかをプレゼンテーションしました。企業担当者の方からは、高い評価を頂き、涙ぐむ学生も続出でした。
この科目は、「課題解決」という目標と並行して、自らの「社会人基礎力」(=主体性、実行力、計画力、創造力、課題発見力、働きかけ力、発信力、傾聴力、状況把握力、柔軟性、規律性、ストレスコントロール力)を正しく理解し、意識的な成長につなげるという目的を持っています。履修学生はプロジェクトの事前、中間、事後に「社会人基礎力」を物差しとして、自分の強み、弱みを把握してゆく仕組みになっています。

プロジェクト実施のために構築されたSNS上では、報告会終了後も、今回の活動を通して「チーム」で活動することの喜びを知ったというようなブログが次々と書かれています。
「そして、いよいよ我らがマキノチームの発表の時間が迫ってきて、何だか私まで緊張していました。皆でゼロから作り上げてきたものが、企業の方の手に取られると思うと、胸が高鳴ると同時に不安でもありました。特に矢澤さんはどんな表情をしてくださるのだろうと、そればかり気にしていましたが、うなずいたり笑ってくださったりと、嬉しい反応でした。後の発表ということもあり、メインパーソンの人達はきっと心臓がバクバクなのではと勝手に気にしていましたが、本当に素晴らしい発表をしていて、尊敬以外のなにものでもありませんでした。笑顔も見られ、なによりマキノへの愛情をたっぷり感じることの出来たプレゼンでした。私もいつかあんな風に観客を引き込めるようなプレゼンが出来るようになりたいと切に思いました。本当にお疲れ様でした!!そして、ありがとうございました!!
終わったときは苦しかったことなどは全て消え去り、皆とコモンルームで議論し頑張ったことや、楽しかった思い出のみが走馬灯のように頭の中を駆け巡っていました。授業でこんなにも達成感を味わえて、感動できるなんて思ってもいなかったので、この授業に参加することが出来て本当に幸せものだと思いました。」

(社会学部メディア社会学科3年履修者の、SNS活動記録より抜粋)

「学部横断型課題解決プロジェクト」は後期履修者を募集しています。
詳しくは教務部カウンターにある申込書をご覧ください。

2008年度前期「学部横断型課題解決プロジェクト」報告会開催

2008年度前期「学部横断型課題解決プロジェクト」報告会開催

to-top