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トップ 武蔵の学び 人文学部 日本・東アジア文化学科在学生メッセージ

日本・東アジア文化学科 在学生メッセージ

★2017年4月コース改編。旧カリキュラムのコースに所属する学生を紹介しています。

日本文化コース

卒業論文テーマ
芥川龍之介『河童』論
芥川龍之介の晩年の作品である『河童』に登場する河童の世界は、人間の世界とは異なる文化、風習を持つ。この河童の世界を通して、芥川が表現したかったことは何か。当時の社会や芥川自身の様子から考察した。

人文学部卒業生メッセージ

日本・東アジア文化学科 日本文化コース(旧)★ 2016 年3 月卒業
東京都・私立実践学園高等学校出身

論文のテーマを決める際には、扱う作品についてゼミの先生の質問に答えられなければなりません。当初はうまく答えられず、作品を理解しきれていないことを痛感させられました。また、先生からのアドバイスとして、しっかりとした根拠を持つことの重要性を学びました。作品について考察するとき、つい自分の思い込みで進めてしまうことがあります。そこで、研究を進めるにあたり、作中の内容と実際の出来事で関連性のある事象を比較し、丁寧に根拠を見出すことを心がけました。たとえば、この作品が書かれた当時は、人身売買が存在していました。そこで当時の刑法についても調べ、現代との違いを検証しました。こうした時代背景も、作品を理解する上でかかせないと考えたからです。この作品は、一般には当時の社会を風刺した小説ととらえられていますが、私は芥川が風刺を通じて、その先にある自身の苦悩を表現していると考えました。大変難しいテーマでしたが、その後自殺に至るほどの彼の苦悩を少しでも理解しようと作品を読み込んでいきました。

東アジア文化コース

きっかけは、なぜ台湾に親日的な人が多いのかという疑問

人文学部卒業生メッセージ

日本・東アジア比較文化学科 東アジア文化コース(旧) 2014年3月卒業
神奈川県・県立鶴見高等学校出身

台湾が大好きで、これまで十数回訪れています。滞在中は私が日本人と知ると親切にしてくれる方が多く、日本統治という歴史があるのになぜだろうと疑問を抱きました。その後、台湾文化研究がご専門の水口先生のゼミに入り、卒論はこの疑問について研究しようと決めました。さまざまな文献を読んでいくと、中国国民党時代の、国民党による台湾人への虐殺で多くの人が犠牲となった「二・二八事件」が大きく影響していることがわかり、この事件に焦点をあてて調べることにしました。

論文作成中は多くの書籍や論文を読んだほか、何度か台湾へ赴いて事件に関する資料や展示を見てきました。知らなかった歴史を目の当たりにし、台湾の人々の積年の思いをより深く理解することができました。論文には、この調査で変化していった私の台湾への思いも反映しようと試みました。卒論を通じて最も成長できたと思うのは、1 つの情報のみを鵜呑みにせず、さまざまな情報から多角的に分析し、自分の意見を導き出せるようになったことだと思います。

卒業論文テーマ「二・二八事件が台湾人の対中感情及び対日感情に与えた影響」
終戦後、日本統治から中国国民党に移った際、多くの台湾人が「光復(祖国化)」を喜んだ。しかし、のちに「省籍問題」を生み、親日的な人が誕生したのはなぜか。そこに「二・二八事件」の影響があると考えて考察した。

比較・交流文化コース

私の研究テーマ
カン・ヒョンチョル監督が描くもの
ヒット作を数多く送り出す韓国の映画監督カン・ヒョンチョル氏の代表作『過速スキャンダル』『サニー 永遠の仲間たち』『タチャ-神の手-』の3 作品を通じて、監督が伝えたかったことや脚本・音楽におけるこだわりなどを研究した。

人文学部卒業生メッセージ

日本・東アジア文化学科 比較・交流文化コース(旧)★ 2017 年3 月卒業
東京都・都立武蔵丘高等学校出身
就職先:医療法人IMS グループ

もともと韓国映画に関心がありました。授業で韓国映画についてレポートを書いた経験から、卒業論文も自分の好きな韓国映画をテーマにしたいと考えました。しかし、参考文献がほとんどない状況のため、何度も作品を鑑賞しては、その都度気づいたことをカードにメモしていきました。それは、担当の渡辺先生からのアドバイスでしたが、この地道な作業をくり返したことで映画の見方が変わり、論文をまとめていく上でもこのメモが役立ちました。たとえば1 度目の鑑賞でメモできたのは単に感想だけでした。しかし、2 度目の鑑賞ではカメラのアングルについて、3 度目の鑑賞では音楽についての発見など、回を重ねるたびに新しい気づきがあったのです。とにかく一心不乱にメモしていき、そのメモをベースに卒業論文の骨格をつくることができました。特に、カン・ヒョンチョル監督が幅広いジャンルの音楽を効果的に使って登場人物の内面に迫ることは独特な手法だと考えました。これまではただ漠然と映画を観ていましたが、卒業論文執筆を通して監督の意図することは何かなど、新しい視点で映画と向き合うことができるようになりました。

★2017年4月コース改編。旧カリキュラムのコースに所属する学生を紹介しています。
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