2016.06.30

Category:メディア社会学科

メディア社会学科 教授 永田浩三

ドキュメンタリー制作 まもなくロケ開始 永田ゼミ

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永田ゼミ2年の19人は、チームに別れてのドキュメンタリー番組の制作の実習。

この時期、取材先がほぼ確定し、いよいよロケが始まります。

テーマは、大学のなかでLGBTの当事者のひとと一緒に問題をどう解決していくか、若者の貧困問題、若年性認知症のひとが社会を変える、川崎競馬の新人の調教師の日々、震災の瓦礫処理で起きるアスベスト被害など・・・、みな真剣に、現場に通うことになります。うまくいくかどうかは、まずはみんなの頑張り、そして、これは経験上あえていいますが、相性や運にも左右されます。

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相手に正面から向き合う、シーンをしっかり記録する、相手の話をきちんと聞く。こんな基本を身に着けることは、簡単ではありません。

まずは、キャンパス内で「夏の暑さ」をテーマに映像を見つけることに挑戦しました。三脚を立てる。マイクを向ける。適切なレンズを選ぶ。ふらふらしないで撮影する。そんなひとつひとつの動作を交代で行います。ビデオカメラと仲良くなって、慣れるしかありません。腕の一部、手の一部、耳の一部になって初めて記録が可能になります。

写真3

現場に行くと、想定していたこととまるで違うことがよくあります。その違いを楽しめるといいですね。事前の構成表はきちんとつくりましょう。それが現実によって否定される。それこそがドキュメンタリーの面白さです。実習ではチームでロケを行いますから、互いの議論が大事です。議論を繰り返すなかで、相手にどう向き合えばよいのかが見えてきます。うまくいかないことだっていっぱいあります。痛い目に遭って、悔しい目にあって初めてわかることもあります。事前の準備。これがなにより大事。そして現場を見極める洞察力と瞬発力も必要です。そしてチームワーク。みんなで助け合い補い合うのです。

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永田ゼミでは、最近は、2年生のときに出会ったテーマを、3年・4年と継続して追うことで、より深化させ、大作に挑戦する学生たちが現れ始めました。6月は、映像祭の作品提出の季節。大きな賞をもらい、プロの道に進み、活躍する先輩たちもいます。もちろんそうしたことだけが大事なわけではありません。ドキュメンタリー制作は、社会と出会い、ひとと出会う窓のようなものです。スリリングな体験を通して、いっぱい成長してほしいと願っています。

 

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