2017.04.10

活動ブログ名:武蔵One Point自然観察

毛虫のような花?

今年は平年に比べれば少し遅めの桜でした。武蔵でも入学式とガイダンスの頃が満開です。江古田駅からの通学路、千川通りの桜並木は見事です。大江戸線のほうから通学する学生さんは、北新井公園の桜も楽しんでいることでしょう。この写真は、桜の花を上から撮影したものです。それぞれが一塊になって下向いて球形になっているのがよく分かります。満開の桜を見上げたときを想像してみてください。でもなぜ下向きに咲くのでしょうか?開花中の雨を避ける工夫なのでしょう。

 

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満開の桜がどんな風に咲いているか真上から撮影したもので、それぞれの花の塊が半球型になっているのがよくわかります。2017年4月6日撮影。
花の季節が終わり、花びらが散る中を通学するのはなかなか風情があり、ついつい、スマホで撮影してしまいます。花というとこんな風に、花びらがあって、真ん中にはめしべとおしべがあり、蜜を出して虫を呼び寄せます。江古田ミツバチプロジェクトでは、この桜の蜜を採取しようと三月末に四箱、飼育し始めています。そのことはまた、また別のページで紹介します。花びらのある花だけではなく、自然界は多様な花の形に満ち溢れています。

 

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武蔵で拾った樹木の花。左がイヌシデ、右がシダレヤナギ、下の長いのはクヌギです。2017年4月6日撮影。

 

桜の咲く武蔵を散策していると写真のような樹木の花も拾うことができました。皆さんも、地面をしっかりと見つめて歩いていると発見することができます。クヌギの花は長さ10センチ以上にもなっています。最初は虫みたいと思うかもしれませんが、手に取ってみてみてください。細部がわからない場合には、スマホの登場です。近接撮影して、拡大してみると植物の驚きの構造が目に飛び込んでくることでしょう。

 

花びららしいものは全くありません。よく見ると、花粉を生産するおしべしかない花、つまり雄花です。雌しべと雄しべが同じ花の中にあるわけではなく、同じ木でも違う場所に咲く樹木も沢山あります。みなさんも、武蔵には緑が多いと喜ぶだけでなく、こんな花も見つけたと宝探しをしてください。

 

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シダレヤナギの雄花。この種類は、雌雄異株ですからこの雄花を拾ったのは雄の木です。武蔵には雌木はありません。すすぎ川沿い、図書館の窓から見える大きな木です。2017年4月6日撮影。

 

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イヌシデの雄花。イヌシデは、同じ木に雄花と雌花が咲く樹種です。クヌギで落ちてきているのは雄花で、イヌシデと同じく、同じ木で雄花と雌花が違う位置に咲くタイプの樹木です。2017年4月6日撮影。

 

 

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昨年の生物学ラボワークでは、三号館中庭の大ケヤキの隣のイヌシデが生産する種子数推定調査を行いました。そのときに撮影した、雌花が若い実に成長している写真です。まず最初に殻ができて後に胚乳が蓄えられていきます。2016年6月24日撮影。

 

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