2016.02.05

活動ブログ名:学校山林間伐

学校山林間伐体験-1

武蔵大学では「武蔵環境フィールドワーク」という科目があります。武蔵大学の自然環境や歴史を自然科学の視点から探求してみようというのが目標です。武蔵には「緑を護る」伝統が、創設当時から脈々と息づいています。

今回の実習では「樹木の成長解析をしてみよう」を目標の一つにしました。根元から二メートルおきに円盤を切り取り、幹の体積、つまり、材積を計算してみました。その体積から、間伐し切り倒したヒノキが固定した二酸化炭素量を算出してみました。その二酸化炭素吸収量を、人間が生命として息をして排出する二酸化炭素量で換算したら、何日分になるか計算してみました。さらには、経済活動やエネルギー生産と比べてみることで、人間が引き起こしている地球温暖化についても考察するきっかけになったことでしょう。
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撮影日時: 2015:10:04 12:52:26

切り倒したヒノキから調査用の板を切り取る作業。

 

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10月4日に西武秩父線武蔵横手駅付近にある学校山林で、武蔵環境フィールドワークの授業の一環として、間伐体験実習に参加した。登山中には丸橋先生に、昔の日本の山岳信仰についてや、過去に利用されていた道標、樹木がゆがんでいる原因、現在の高齢化や建材の変化などに基づく林業の実態などについて解説していただいた。また、調査場所では、1960年代に植樹された高さ約20mの木を、2mごとに円盤状のサンプルとしてのごぎりで切り出した他、一定の区画の面積、その中に生えている木の直径または円周と、本数を調査した。その後、下山途中で啓明荘にて、近年鹿が増加していて、その食害や角研ぎによって樹木に被害が出ている事や、山林を管理する人が減っている事などについて伺った。私は今回の実習に参加したことによって、目本の林業は時代の変化に伴い、高齢化や国際化、住宅の変化など様々な要因によってマイナスの方向に変化を続けているため、対策が必要である、ということを強く感じた。

 

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撮影日時: 2015:10:04 13:41:12

1965年に植林したヒノキ林で、それぞれの木の大きさを計測。
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今回、学校山林の課外学習に参加して現段階の林業の限界を深く感じた。例えば先生がおっしゃっていた間伐材の放置問題、林業関係者の高齢化・人口減少、人工林にかかる費用の問題と迅速に対処すべき課題が多く残っているのである。なので、今回の学校山林の経験は普段の生活では味わえない貴重なものだった。

 

 

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撮影日時: 2015:10:05 08:41:08
根元から高さ2mごとに年輪解析用の円盤を切り取って並べてみた。
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今回、学校山林間伐体験に行き、普通に生活していたら学ぶ機会がないような経験をしてきた。場所は西武池袋線の武蔵横手駅から約40分のところにある。向かっている最中では、道中の景色を楽しみながら、その山の土地の特徴や古来の風習を先生のお話を聞いて学んだ。不景気の時期に失業者に生活のためのお金を与えるために傾斜の緩やかな揚所で間伐させたという話にはとても驚いた。山林に到着してからは指定された区画ごとに生息している木の本数を数え直径を測定したり、あらかじめ切ってあったヒノキの年輪を採取した。今回の体験では、間伐を行う機会はなかったが生息している木の調査をし、1940年代に植えたものと1960年代に植えたものを比較することで、学校山林の木の特徴や成長具合を学ぶ二とができた。帰る前には学校山林を管理している方のお話を聞いた。
現在、周辺の集落では若者の人口がとても少なく、山林管理者はとても少ないらしい。現代日本における課題の一つだと感じた。今回の体験で学んだことを考えながら、自分にできる活動を探していきたいと思った。

 

 

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撮影日時: 2015:10:05 08:39:12
根元から木の最上部までの調査板を積み重ねた。
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この山林間伐体験を通して、まず思ったのはとても自然が豊かということで駅の周辺からもその様子が伺えた。駅から徒歩3分ほどで山林の入り口が見えて一本一本の木のしっかり地面から根を張っている姿を見て、力強い生命力のようなものを感じた。東京や周辺の郊外では、中々みることのできない民家などがあり、屋根の上で蚕などを育てていたことに昔の人々の知恵に関心した。
同時に蚕を育てられる環境は、とても貴重でこれからもこの環境を守っていく必要があると思った。午後の木の玉切り作業は、普段、経験することのできない林業に近い体験をすることができ、測量の作業は、グループとしての一体感が生まれたと思う。普通の授業では人と話す機会はほとんどないが、この間伐体験では積極的にコミュニケーションを計ることができた。帰りに立ち寄らせてもらった民家の方々は幸いに武蔵横手はそれほど被害を受けていないようだったがその他の地域は鹿や鹿にまとわりつく害虫に被害を受けてるなど自分の生活圏以外の貴重な話が聞けて良かった。

 

 

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撮影日時: 2015:10:04 15:16:20
体験作業と調査を終えて記念撮影。

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