2013.11.05

活動ブログ名:学校山林間伐

2013年間伐体験(5)実習レポート②

10月6日に行われた間伐体験実習参加者の感想の続きです。途中の写真は、今年2013年5月の間伐作業で撮影した写真です。文字だけだと見にくいので、学校山林間伐体験の様子がわかるようにと、いくつか写真を追加しておきました。

 

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間伐したヒノキの年輪を数えてみると、確かに50年近くの年月が経過している。
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2013年10月6日。私たちは間伐体験をするために埼玉県にある学校山林を訪れました。武蔵横手駅から学校山林までの道は予想よりもかなり険しい道だったので驚きましたが、なんとかたどり着くことができました。
到着するとすぐに班に分かれて土地の測量と木の成長観察を行いました。一本一本計測するのは時間と手間がかかる作業でしたが、木の成長を感じることのできる貴重な体験になったと思います。また、大きな木が目の前で切り倒されるところを見るのは生まれて初めての経験だったので非常に興味深かったです。玉切り作業の際はそれほど太い木ではないにもかかわらず大変苦戦しました。やっとの思いで切った木はヒノキの良い匂いがしました。自分で木を切ることができた喜びや、木の感触、香りなどは東京で今まで通り過ごしていたら知ることができなかったものだと思います。
間伐体験をすると同時に武蔵大学の歴史も感じることができました。先輩たちが長い時間をかけて作り、守り続けてきたものを今度は私たちが伝えていかなければならないと思いました。

 

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前日まで降っていた雨が上がり、出発した時は普段感じることのできない大自然にわくわくしていた。段々と道が険しくなり、少し息が荒くなったが、気分よく登ることができた。自然といっても、戦後に私たち人間がお金儲けのために杉やヒノキを植えたものであるということを知り、ただ自然が気持ちいいと思っていた自分を反省し、考えさせられた。
学校山林に到着し、私は1940年に植樹した樹木の周囲の長さを測った。一本一本測っていく作業は正直最初は途方もなく感じられ気が進まなかったが、木と抱き合いながら測量する作業は、木の香りを存分に感じられるものであり、終わった時はすごく気持ちがよかった。
お昼の後に一本の木をのこぎりで切り年輪を数えた。1年に半径1センチほどしか成長しないが、木も生きていて、その命は果てしないものだと思った。
学校山林体験を受けて、自然によって私たちは守られているのだから、私たちも自然を守らなければならないと思った。

 

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根元を見るとわかるように、学校山林への道の途中にある植林地は岩盤の上に成立しています。人工林では、下生えが減り、土砂が崩れる恐れもあります。撮影日時: 2013:05:19 10:39:11
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学校山林は西武池袋線の武蔵横手駅から1時間ほど歩いた所にある。池袋から約1時間の距離で、かなり風景が違う所であった。
学校山林は、武蔵大学の前身の旧制武蔵高等学校が、1940年に皇紀2600年の記念事業として、父兄会からの寄付金により植樹が開始された。
学校山林は大きく分けて3部分に分かれていて、植樹開始時に植えられた樹齢70年のヒノキ林、1960年に植えられた樹齢50年のヒノギ林、1992年に学園70周年記念事業として植えられた樹齢20年のコナラ、グヌギ林の広葉樹林で構成されている。
一般的な山林はスギやヒノキなどの針葉樹林が多いが、これは戦後の木材需要に対応する為に植えられたもので、生態系への影響や、広葉樹林に比べ保水力が劣る。
さらに、高度経済成長期に安い輸入材が入ってきたことにより、林業の経営が難しくなった為放置される森林も少なくない。
この中で学校山林も時代により植樹を変化してきた。環境問題が叫ばれる前からこのような活動をしてきたのは素晴らしいことだ。

 

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学校山林体験を終え、このプログラムに参加して良かったと思った。この授業を履修していなければ間伐体験をすることはなかったと思う。
まず武蔵の山林がある場所は大学から遠く、電車が単線だったことに驚いた。集合場所から、山林までは木々の中をハイキングしながら進んで行った。途中に落ちているスギやヒノキの枝を拾い、実際に植物を観察しながら生えている木の違いについて考えた。また先生の解説もあり、山について色々知ることができた。山の神様が祀られている場所があることや、生えている木々は主にスギやヒノキが多いのは、昔の経済と関連があることを知った。
そして、武蔵の植林がある場所に到着し、実際に年輪解析を行った。たくさんの木々がある中で一つ一つ周囲の長さを測ることは大変だった。また、木を実際に切る玉切り作業の体験では、思っていたより力が必要だということに驚いた。実践しながら間伐体験が出来るので、自分では知らなかったことが発見できてとても面白いと思った。
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10月6日に行われた学校山林間伐体験に参加し、多くの経験をしました。例えば、みんなで山登りをして外でお弁当を食べたり、楽しい思い出ができました。4班に分かれて、それぞれが与えられた作業をこなしました。私の班は主に、木の周囲長を測る調査をしました。先生方のアドバイスもあり、スムーズに行えました。また、測りながら円周から直径を求めました。間伐の難しさも学ぶことができました。丸橋先生が木を間伐している姿はとても印象に残っています。帰りも、山に住んでいる人の話を聞くことができ、とても勉強になりました。
学校山林間伐体験に参加し、いろいろなことを学んでいく上で仲間とともに調査することの楽しさを知りました。また、このような機会があれば、参加したいと思います。
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学校山林への道のそばには、昭和12年5月と記された道しるべがありました。江戸時代から使われていた道も一部残っています。撮影日時: 2013:05:19 10:43:33

 

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ハイキング感覚で山林体験に参加したのだが、実際の道のりはとても険しく、本格的な登山に近かった気がする。だが、普段平坦な道ばかり歩いている私にはとても新鮮に感じた。
途中、先生から説明を受けて見聞きしたことや間伐作業は、初めて知り、体験することばかりであった。杉と檜の違いも今までまともにわがらなかったが、今回の山林体験で識別する知識を得ることも出来た。
今まで山に関心を持たず、どちらかと言えば敬遠ぎみに生きて来てしまったが、今回の体験を通じて山の大切さを再確認し、現在の林業の深刻さを知ることが出来た。
武蔵の学生でもこの学校山林の存在を知っている人は少ないと思う。私も今回の山林体験に参加するまで知らなかった。だから私は、この学校山林の存在を学友に伝えるとともに、この山林が平和を願ったものであることや、林業の現状なども広く伝えていきたいと思っている。
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イノシシの蹄の跡を発見。今、中間山村ではイノシシの獣害が増えています。彼らの行動特性を理解して適切な防御をすれば侵入を防ぐことができます。撮影日時: 2013:05:19 10:47:16

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