2015.07.25

Category:人文学部 その他

基礎教育センター 准教授 森健一

自分の“走り”を分析

自分自身の走っている姿やスポーツをしている姿を見たことはありますか?運動部やクラブチームに所属している人は、自分のフォームやゲームの流れなどを確認するために頻繁に見ていると思います。

では、フォーム以外に映像から“能力”を分析したことはありますか?例えば、50m走を7秒00で走ったとします。その7秒00は走った人の疾走能力(歩数、歩幅など)によって異なる過程から生まれた結果としての数字です。そのため、同じタイムで走ったとしても、トレーニング方法やアドバイスは個々人によって異なることになります。これらのことを踏まえて、今回は、50mを走り、測定・撮影し、疾走能力を分析しました。分析項目は、疾走速度(m/秒)、歩数(歩/秒)、歩幅(m)などです。ある女子学生の最高疾走速度は6.28 m/秒、その時の歩数は3.86歩/秒、歩幅は1.63 mでした。そして、50mを約31歩で走りました。

皆さんもこれまでに50m走を何度も測定していると思います。もちろん「何秒で走った」、「誰々に勝った」など結果を競っていると思います。スポーツ科学の世界では、結果だけを比較するのではなく、その結果が生み出された過程を見て評価することもおもしろいです。学生たちは、お互いの数字を比較して自分がどういう特性を有しているのかを議論して盛り上がりました。

ちなみに、ウサイン・ボルト選手が2009年に100m走の世界記録である「9秒58」を出した時の最高疾走速度は秒速12.35 m(時速44.5 km)でした。その時の歩数は4.5歩/秒、歩幅は275 cmでした。そして、100mを約41歩で駆け抜けています。スゴイですね!

写真1:スタートダッシュが決まった

写真1:スタートダッシュが決まった

写真2:フィニッシュするまで全力疾走

写真2:フィニッシュするまで全力疾走

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