2015.10.23

Category:経営学科

経営学科 准教授 髙橋 由香里

ゼミ大会に向けて始動

髙橋(由)ゼミのテーマは、会計情報を用いた企業分析です。会計というと、電卓を叩いて銭勘定、といったイメージの方も多いかもしれませんが、実は企業の姿を私たちに伝えてくれる便利な言葉でもあります。企業が発信するその言葉を読み取って、企業の強みや生じている問題などを分析できるようになることが、私たちの到達目標です。

 

今年度から始まったゼミで、2年生の専門ゼミナール1には5名が在籍しています。ほとんどのゼミ生が会計初学者でしたので、前期はまず基礎的な会計学のテキストを用いて、企業の儲けを表す損益計算書のしくみについて学習しました。夏休みには、「身近な企業の収益性分析」と題して、各自興味のある企業5社について損益計算書の観点から分析することを課題としました。

 

後期1回目のゼミでは、夏休みの成果をPowerpointで報告してもらいました。2人の報告者が選んだ企業は、自動車メーカーと清涼飲料メーカー。損益計算書の分析から、同業他社に比べて2011年以降の業績改善の程度が大きい企業がある、経営統合により収益性が高まった企業がある、などの発見事項を報告してくれました。

 

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発見事項から、新たな疑問が生まれます。なぜ収益性が改善したのか?コカ・コーラは東日本と西日本でどのように運営が異なるのか?自動販売機の台数の推移は?

 

「なぜ」の部分を読み解くには、会計数値を見るだけではなく、各社の経営戦略や市場動向など、さまざまな情報を集めることが必要です。そしてまた会計数値にどのような影響があったのかを考える。この作業の楽しさと大変さを、これから学んでもらいたいと思っています。いま分析しているものがベースとなって、12月に行われるゼミ大会での報告内容となる予定ですが、どのような形に仕上がっていくのか楽しみです。

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