2015.09.24

Category:金融学科

金融学科 准教授 山本 零

株取引ゲームで学ぶ企業分析と株式投資

山本ゼミナールは2015年度からはじまった新しいゼミナールです。私は昨年度まで信託銀行の研究所で主に株式を用いた資産運用について研究を行ってきました。そのため私の専門ゼミナール第1部では、株式投資をテーマにして勉強をしています。

 

このゼミナールでは日本証券業協会が提供している「株式学習ゲーム」を用いて各自に(ゲーム上で)1000万円の資金を与え、自由に株取引を行ってもらっています。目的はこの1000万円を来年1月の最後の授業までにできるだけ増やすことで、私も参加してゼミ生達と競い合っています。

 

このゲームは東京証券取引所と連動しており、東京証券取引所で毎日更新される株価と同様にゲーム内の株価も毎日変わっていきます。取引手数料や税金などもかかるため、実際の株取引と近い状況で体験できるのが特徴です。

 

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このゼミナールでははじめに株取引に関する簡単な教科書を読んでもらい、株取引の基本的な考え方を理解します。その後、武蔵大学で取り扱えるデータベースeolの使い方を学習し、実際に企業や株価の分析を行って株取引を行います。

 

株取引の結果は実際の株価の上昇下落を反映して、手持ちの金額が変わることでわかります。成功していれば1000万円が増え、失敗していれば1000万円が減っていきます。ゼミナールの後半では、各自に自分が行った投資方針の説明と運用成績を発表してもらい、自分の行った投資がどのような結果になったのかを振り返ります。今年度は初めての試みでしたが、読んでいる教科書は同じでも各自が異なる視点や考え方で株取引を行っており、それが運用成績に反映されるため、興味深い発表内容でした。

 

株式市場は理論が必ずしも通用せず、教科書の通り投資を行っても必ず儲かるものではありません。その中で苦戦しながら各自が自分で調べ、自分で考えて納得のいく投資を行うことはゼミ生の自主性や分析力、決断力を高める良い方法だと思っています。

 

さてこのブログを執筆している段階で、ゲームの最下位は私です。来年までに巻き返さなければ、教えている立場上恰好がつかないのでこれから本腰を入れたいと思っています。来年1月に笑うのは誰か今から楽しみです。

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